
Label - GALACTICO (JPN)
Genre - Japanese/Hiphop
Cat no - GLTR002
Release - 2010.9.5
いなたいドラムに清々しいサンプルを施した“intro"で幕が開けば“Between the noise"“Just Swiiiiing"の2曲で独自の音楽感の世界へと聴き手を引き込み、続く“Throw the flyer"ではイベントをオーガナイズするその視点で、プロモーションツールとして欠かせない“フライヤー"に焦点を合わせライム、共感できるオーガナイザーも少なくないだろう。そして“The B @ Work"ではステージ上でのアーティストとしてのポリシーを謳いアルバムメイン曲“古都の華"では愛すべき街京都から各地方への警鐘を高らかに鳴らしてみせる。そして、メランコリックなサンプルと攻撃的なドラムがこのアルバム最高のピークを演出する“FIRE!!!!!"では仙台の代表格GAGLEの HUNGERを招き、似たり寄ったりに傾倒するシーンに一石ならぬ一炎を投じる。“止まれん"では一途多難ながらもゴールなき音楽の路をたどる心境を紡ぎ出し“明日のクラシック"では時を越える名曲の本当の良さをBESHALISTなりに新旧の時代に分け2バースでまとめたLIVEでも人気の曲。更に、時代を越えれば国境も越える音楽。B-BANDJ (瘋癲), N∀OKI(ROTTENGRAFFTY), MIKI TAMAKI という癖のある客演陣を従え“GLOBAL DISCO"で言語や人種を超越したダンスを表現。
流れは既にアルバム後半、Ustreamの名番組(?)でもある“肉小山商店街(仮)"の首謀者であり交遊の深い先輩でもあるALI-KICK(Romancrew)との番組中のチャット上でのやりとりで実現したコラボ作“おやすみサンシャイン"を経ていよいよアルバムのハイライト“CHANGE"へ。“これぞHIPHOP"ともいうべきサンプリングトラックの上、8年かけてようやくアルバムをリリースするのろまな自分を客観的に描写、回り道でしか見れない景色(経験)を噛み締め、ここで 熱く決意表明をする。そしてそんな日々の活動を影で、隣で支えてくれる人達へ感謝の意を込めて製作した“Gratitude"へと流れ最後は“歌う門にゃ福がきたる"と、自信を持って言い切る“オンガクの雫"喜怒哀楽、すべての場面に音楽が鳴り響いている、音楽無しでは人生なんてあったもんじゃないとその深い愛をまた音に変え、音楽と自分の関係をやさしく歌い上げたところでこのアルバムはフィナーレを迎える。
Victim of the sounds(音の犠牲者)というアルバムタイトルが示すようにBESHALIST本人そのものが音に取り付かれ、音に酔い、音を奏でる上で欠かす事のできない思想・感情がこの一枚に込められた。普遍的な内容をシンプルに表現したからこそ、このアルバムはピュアに響きたまらなく新鮮に聴こえる !!
1. intro
2. Between the noise
3. JUST SWIIIIING
4. THROW THE FLYER
5. The B @ Work
6. 古都の華
7. FIRE!!! feat. HUNGER(GAGLE)
8. 止まれん
9. 明日のクラシック
10. GLOBAL DISCO feat. B-BANDJ(瘋癲),N∀OKI(ROTTENGRAFFTY), MIKI TAMAKI
11. おやすみサンシャイン feat. ALI-KICK(ROMANCREW)
12. CHANGE
13. GRATITUDE
14. オンガクの雫