LABEL - FLAU
Genre - Japanese
Cat no - FLAUR53LP
Release - 2023.1.25
JPNのFLAUとL.A.のAll My Thoughtsの共同でリリースする10inch。
2006年にPrecoより発表したゼロ年代日本エレクトロニカの不朽の名作『Lang』で一躍シーンの中心へと躍り出た東京出身のアーティスト、aus。アルバム『After All』以来新たな音源は発表されていなかったが、近年ではLoraine JamesやRoss From Friendsら現行の注目エレクトロニック・ミュージシャンが自身のプレイリストやミックスなどにフィーチャーするなど、ブランクの間にも国内外から着実な評価を得ており、新たな動向を待望されていた。2023年、ミックスにMatt Karmil、マスタリングにMatt Coltonを迎えた新曲とともに、遂に15年ぶりにカムバック。
生音のストリングスで幕を開け、たおやかなムードが漂う中、小気味好いキックが介入すると、マリンバ、ピアノ、深みのあるシンセサイザーなど様々な楽器がブレンドされ、随所で浮き上がる国籍不明にエディットされたユニークなヴォーカルをアクセントに、滑らかでパーカッシヴなグルーヴに引き込こまれる。
録音・解体・再構築された特徴的なヴォーカルは、彼の言語への興味が示されており、トロピカルで浮遊感のあるトラックは前へ前へと前進する躍動感に満ちている。Leon VynehallやFloating Pointsら実験的なディープ・ハウス〜エレクトロニカとも共振しながらも確かな個性を見せるメロディアスできらびやかな楽曲で、ausの新章であると同時に真骨頂とも言える仕上がり。本シングルはアジアを除く海外リリースはジャジー・ディープハウスの雄Seb Wildblood主宰のAll My Thoughts。B面にはSeb Wildblood自身によるよりフロア・ライクなリミックスが収録されている。春には待望のニュー・アルバムが控えているようだが、それまで(Until Then)このシングルを味わっていただきたい。
Track List
Side-A
「Until Then」
Side-B
「Until Then-Seb Wildbloo Remix」